大学受験の大晦日の思い出

 毎年大晦日の時期になると、大学受験を思い出します。

そう、あれは忘れもしない寒い寒い大晦日でした。

 

 毎年大晦日は両親の実家がある田舎へ帰省し、年越しするのですが、私が受験生だったもので、どうしようかと家族会議。

 国立大学を受験したため、センター試験は必須で、大晦日だと試験日まであと20日ぐらいしかなく、なんとなく修羅場だった記憶があります。

 

 しかし、結局田舎で年越しする事で決定しまして、私は勉強道具を持参して田舎でセンター試験に向けて準備を進めるというところで落ち着きました。

 

でも、なんと祖母がノロウイルスに感染!

こりゃ大変だ!という事で、私だけ家に残って、という話になったのですが、家族が祖母に移されて帰宅したら意味がないという事で、結局全員自宅で年越しする事になってしまったのです。

 

祖母がノロウイルスに感染してしまったせいで、図らずも生まれて初めて自宅で大晦日を過ごすことになったのでした。

 

 おかげさまで勉強ははかどりましたが、田舎でくつろいで祖父母とともに年越しうどんをすすりながら紅白歌合戦を見て大晦日を満喫するという、一種イベントのようなワクワク感があまりにも足りず、どうしても我慢ができなくなり、センター試験のために地学の勉強をしながら、BGMとしてベートーベンの交響曲第九番を流し、華やかな4楽章を聞きながら地学の暗記ものの問題を時ながら年を越すという、なかなかにシュールな大晦日となりました。

 

 ちなみに、祖父がそば嫌いのため、田舎では毎年年越しそばではなく、年越しうどんを食べるのですが、祖父母と一緒ではない大晦日だったため、自宅にて家族で初めて「年越しそば」と食べるという、これまたなかなかにない経験ができたのも、普段と違っておもしろかったです。

 

 近所の人と元旦から「明けましておめでとうございます」の挨拶を交わしたのも新鮮でした。

 

しかし、第九をバックに地学の猛勉強を繰り広げた大晦日、一生のうちに後にも先にも無いでしょうね。

その後の大晦日もずっと田舎で紅白歌合戦なので、この年だけは忘れない大晦日になりました。

 

年越しそばも、美味しかったです。

年越しうどんも、悪くはないのですが、イメージが、やはり「そば」なので…。そういう私も「うどん」派なんですけどね。。

 

地域によってはうどんがメインというところもあるようですね。大晦日や年越し、正月の過ごし方は日本国内でも地域差が大きいような気がするので、とても興味深いです。