子育ての難しさを痛感している両親の背中を見つめて

今回は、ちょっとばかり重めの内容です。

先日、両親がちょっとぼやいていたのを聞いてしまって、なんというか、軽く胸がキリリと痛んだような、なんともいえない気持ちになりまして…。

私の両親は、私の事も、兄弟の事も、一生懸命育ててくれました。しつけもきちんとして、本人のやりたい事も尊重してくれて、両親なりの信念をもって、子どもたちへ愛情を注いで育ててくれました。

それは、子どもである私が肌で感じていますし、感謝もしています。
両親の子育てが間違ったなどと言うつもりは毛頭もありません。

 

しかし、子どもというのは時に両親の理想のようには育ってくれないものなのです。

私の下の兄弟が学校でしょっちゅうトラブルを起こす問題児だった時期がありました。良く言えば「やんちゃ」、でも悪く言えば「犯罪一歩手前」ぐらいの事をやらかし、学校からも警察からもちょくちょく電話がかかってきていました。

その度に両親がやつれていくのが分かったし、特に、母の気に病みようは尋常ではありませんでした。
「どこで育て方を誤ったんだろう」と常々悩んでいるようで、可哀相だな、と思ったのですが、これがなんとも、下の兄弟がぐれてしまったのは、100%あなたたちのせいではないよ、とは言えなかった私がいました。

両親はどちらかというと優等生タイプ。問題を起こしたり、テストで悪い点を取るタイプではなく、模範生になるレベルで"良い子"だったそうです。
だから、小さな"やんちゃ"も許せず、かなり厳しくしつけていました。その反動が反抗期にこういう形で出たんじゃないかな、と私はうっすら思っていました。

 

もちろん、私もその両親のしつけを受けて育ちましたが、私は逆に反抗する事ができない小心者だったので、割と両親、特に母の言う事はよく聞いていました。
期待に応えられるよう、努力し、言うなれば"良い子"を演じていたフシもありました。

そして、数ヶ月前に両親の「早く結婚しなさい」の圧が強くなり、色々な方を紹介され、無理やり会ってみたもののなかなか話が合わず、ダメになり、さらに両親の焦りが眼に見えてくるようになり、というストレスで、つい先日特大の円形脱毛症を作ってしまいました。

わが子の円形脱毛症がよほどショックだったのか、「お前は色々やりすぎているんだから、少しは負担を減らしてゆっくりしなさい」と心配してくれた両親でしたが、最大のストレスになっていたのが結婚へのプレッシャーだと恐る恐る伝えたところ、また盛大に落ち込ませてしまいました。
子どものために良かれと思ってやった事なのに、それでハゲさせてしまったと、また自分達の子育てに自身を無くしてしまったようでした。

当の本人は、これでようやく両親からのプレッシャーから開放され、ストレスが大分軽くなって気持ちも穏やかなのですが、ちょっと悪い事をしてしまったなぁと思ったり思わなかったり。

 

完璧な子どもなんて、両親の努力だけでは育たないし、そもそも完璧な、理想の子どもなんて、育てる必要はないんだよ、と声をかけてあげたくなりました。