恵方巻の思ひ出~海外で日本文化紹介をした時のこと~

前回の記事ではウンチクをまとめてみたので、本日は小咄を・・・。

筆者が学生時代にアルバイトで寿司を作っていたという話は前回の投稿記事でもしたのですが、寿司屋で働いていたわけではなく、食品スーパーの惣菜部の寿司担当だったのです。

ほら、スーパーのお惣菜コーナーに、お寿司、置いてあるでしょう?
あれです。

当たり前に皆さんご存知の事だと思うのでばらしてしまいますが、シャリは「シャリ玉プレート」という特注のプレートに、あの形になっておさまったものが届き、ネタも、既にカットしてあるチルドのものが届くので、握り寿司はポンポンポンと置いていくだけの簡単作業なのです。
もちろん衛生面などはきちんとしています。そこはご安心を。
ただ、味は、それはもちろん板前さんがきちっと握ったものと比べないでいただきたく・・・。

巻き寿司に関しては、ちゃんと巻いてます。
ただ、具はバーのような形で凍ったものを使用しているため、超ラクチンなのです。それでも、熱々のご飯と、芯(具)と、海苔を、こう、バランスよく上手い具合に巻いていくには、やはりそれなりの慣れと技が必要。

毎年節分シーズンになると、めちゃくちゃ恵方巻きを出すので、1日に50~60本ぐらい巻くのです。節分当日は100本ほど・・・。
(それで毎年余ってるんだから世話無いんですけどね・・・)

そんなわけで、気付いたら「巻き寿司マスター」になっておりました。

 

という長い前フリがございまして、そのバイト経験を経てから、ちょっとしたボランティアで海外に行くことになりました。
それが丁度節分の時期だったのです。

現地のスタッフと「何か日本文化を紹介できるような事をやろう」というものと「日本食、現地にあるもので作れないかな」というものの、2つのリクエストをもらったので、節分紹介と恵方巻き作り、やるか!という流れになりました。

韓国食材店があったので、海苔は難なく入手。お米は幸いにも日本米に近いかんじの米を発見できました。
寿司酢は当然無いのですが、現地で出回っているお酢が殺人的な希釈濃度だったので、数滴垂らせば効果絶大!ベチャベチャする事なく、少しの砂糖と殺人酢で酢飯ができました。

具は、さすがに凍っている芯などありませんので、人参を甘辛く煮たもの、ツナ缶、きゅうり、厚焼き玉子を具にすることに。
これで、田舎巻きです。

あとは、ボランティア先にあった巻き簾(なぜか2つ置いてあって「これがあれば巻き寿司できる!恵方巻き作れる!」となったのでした)でプロの技を発揮!
50本ほどの恵方巻き、作りました!

正直、酢飯に抵抗があるかな、と思って心配したのですが、皆さん美味しく食べてくれました。「おかわり」コールが出たので、無理してほめてくれたのではないと信じています。