大豆や豆腐を食べれば、肉や魚は必要ないのか?

 こんにちは、ミキです。

 生活習慣病を予防するための食生活が熱心に説かれはじめてから、大豆や豆腐の人気は高まっています。それならいっそ、肉や魚をやめて、大豆や豆腐ばかり食べていば、すごく健康になるのでは? そう考える人がいても不思議ではありません。しかし、かえって肝臓に負担をかける可能性があります。確かに、豆腐や納豆などの大豆製品は、安くて手軽に食べられます。大豆だって水煮缶詰を使えばサラダも煮豆もあっという間にできます。

 大豆は、良質たんぱく質ビタミンB1,B12、E,鉄分、カルシウムのほか、最近日本人に不足しているといわれるマグネシウムも豊富で、栄養価に不足はないといっていいでしょう。しかも、血液中のコレステロールを減らす不飽和脂肪酸、食物繊維が多く、サポニンという、やはりコレステロールを減らし、肥満を予防するといわれる成分も含んでいます。サポニンは肝臓の機能を保護するので、アルコール好きな人は肝障害の予防にも役立つといわれています。

 いいことずくめの大豆ですが、たんぱく質を大豆だけでとって、肉や魚、卵などをとらない菜食主義にすると、困ることもあります。それは、飽和脂肪酸コレステロールの摂取量が少なくなってしまうことです。コレステロールは細胞膜やホルモンの原料です。そのために必要な量の三分の二を肝臓で合成しているのですが、食事からとる量が少ないと肝臓が不足分を補うためにフル操業して合成しなければならず、負担が大きくなってしまうのです。そのために、動物性食品をまったくとらない菜食主義の人は、肝機能が低下したり、体内のコレステロールの調節がうまくいかなくなって、かえって血液中のコレステロールが増えてしまうこともあるといいます。

 血中コレステロールが高い人ならいざ知らず、健康な若い人が肉や魚を我慢してまで大豆食品だけにこだわる必要はないのです。