お酒を飲む人は、朝食を抜かないようにするといいです。

こんにちは、ミキです。

 近年、「朝食を食べないと、脳出血のリスクが高まる」という研究報告が、国立がん研究センターを中心とする研究グループから発表されました。実は、朝食を食べたほうが良いか、食べなくても良いのか、これは意外にも専門家でも意見が分かれるところです。未成年に関しての研究では、朝食を食べたほうが良いという結果が得られているものも多くあるのですが成人に関しては、はっきり朝食を食べたほうが良いという医学的根拠はまだ少なく、どちらが良いか決着がついていないのが実情です。

 そうしたなかで、今回の研究は朝食を食べないことが脳出血に関係している可能性を、世界ではじめて示したことから注目されています。この研究では、朝食をとることによって、血圧の上昇を抑えられることが、脳出血の減少につながっているのではないかと、推察されています。

 血糖値という観点から朝食を考えると、「朝食は食べたほうが良い」とする専門家が優勢だと思われます。空腹時間が長ければ長くなるほど、糖質をとったときに、血糖値の上昇が大きくなり、インスリンの分泌が多くなるので、脂肪をためやすくなります。酒飲みの人は、他の理由からも、朝食を抜くことはおすすめできません。それは、酒飲みの人はアルコールを代謝する分も余分に栄養が必要なため、朝食を食べたほうが、栄養が補いやすくなるからです。

 酒飲みの人が朝食を抜いたら、朝食を食べずに仕事に行き、昼は栄養バランスの良い定食を食べたとします。夜は居酒屋で飲み会。栄養たっぷりのおつまみを食べたとしても、それでも補うのが難しい栄養素があります。それは、野菜や果物から主に得られるビタミンやミネラル、食物繊維、抗酸化物質です。腸内環境を整える、発酵食品も不足しがちになるでしょう。
 

 野菜は、メニューの選び方によっては補うことが可能なのに対し、かなり意識しないととれないのが果物と発酵食品です。

 酒飲みの人におすすめの朝食は、みかんやりんごなど、季節の果物(なるべく甘みは控えめなもの)をひとつ食べることです。さらに、洋食派ならヨーグルト、和食派なら、ぬか漬けや納豆、みそ汁などの発酵食品を食べることで、外食で不足しがちな栄養を補うことができます。これまで長い間、朝食を食べる習慣がなかった人がいきなり朝食を食べるのは、なかなか難しいかもしれません。まずは、水やお茶など、甘みの入っていない水分をとることからはじめ、果物やゆでたまごなど、簡単に用意できるものをとるようにして様子をみましょう。それで体調が良くなるようなら、少しずつ朝食を充実させていきましょう。

 さて、もしも、朝一番に甘いものを食べているとしたら、やめたほうがいいです。朝は、夕食から朝食まで食事をしない時間が最も長いため、1日のうちで一番低血糖になっている時間帯です。そこに甘いものを食べると、急激に血糖値が上がり、インスリンも大量に分泌されることになります。これは朝から「肥満スイッチ」をオンにしてしまうことになります。
 また、こうした血糖値の急上昇の繰り返しは、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす可能性を高めてしまいます。