色の薄い野菜は栄養がない?

こんにちは、ミキです。

 緑黄色野菜の栄養価がクローズアップされるたびに、キャベツや大根、キュウリやレタスといった淡色野菜は評価が下がる一方です。厚生労働省は、1日に緑黄色野菜は120グラム以上、残りを淡色野菜でとって合計350グラムの野菜をとるようにすすめていますが、たいして栄養がなさそうな淡色野菜を200グラム以上もとる必要があるの?と思うかもしれません。

 確かに、ビタミンもミネラルも大半の栄養素は緑黄色野菜のほうが多く、しかも色素成分に含まれる抗酸化作用を考えると、栄養価は圧倒的に緑黄色野菜が優位です。食物繊維にしても、根菜のゴボウとレンコンが多いだけ。レタスやキュウリはもちろん、キャベツ、大根、カブなども食物繊維はわずかです。ホウレンソウやブロッコリーなどの緑黄色野菜のほうがずっとたくさんとれます。

 だからといって、食卓にのせる野菜をすべて緑黄色野菜にしたらどうでしょうか。「ビタミンAやEなどの脂溶性ビタミンをとりすぎて、害が出るのでは?」と心配する人がいるかもしれませんが、食べ物でとるかぎり、害が出るほど大量に摂取できないので、まず心配はありません。ただ、緑黄色野菜は淡色野菜に比べると種類が少ないので、毎日毎食、そればかりというのは現実には無理です。その点で、淡色野菜は種類の豊富さがひとつのメリットです。

 また、食べ物は栄養素のみではありません。淡色野菜のみずみずしさ、くせのなさ、ほかの食品との相性のよさに注目してください。しかも、かさのわりにエネルギー量が低いものが多いのです。その軽さが、とかく栄養をとりすぎになりがちな現代生活ではとても貴重なのです。脂肪たっぷりのメインディッシュを、あっという間に口に放り込まないための休止符としての役割は、大いに評価すべきでしょう。

 和食なら、野菜の煮物や酢の物、お浸しがあるからこそ、ボリュームのない刺し身や焼き魚も、ゆっくりおいしく味わうことができます。つまり、淡色野菜には、見た目も含めてボリューム感を演出して、食べ過ぎをセーブする役割もあるのです。